バイクの車検を安くする方法として、複数見積もりとユーザー車検があります。複数見積もりというのは複数の業者から見積もりを取ることです。車検で業者が儲けられるのは、整備費を車検代に含めることで儲けています。
重量税などはどこの業者も同じです。車検代の値段が高くなるかどうかは整備費で決まります。業者としては高く取りたい整備費ですが、複数から見積もりを取ることで一番安い所を見つけられます。一般的にはメーカーよりも整備工場の方が安くなることが多いです。見積もりを見て、安い所に依頼するといいでしょう。
他に安くする方法としてはユーザー車検という方法があります。ユーザー車検は自分で陸運局に持ち込んで車検を受ける方法です。整備をして、書類さえそろっていれば車検は自分で受けることができます。車検に持ち込む時間があるのであれば、これが一番安い方法です。最低限車検にかかる費用しか掛からないからです。
ただし、整備をする必要があるのと、予備車検は受けないといけないということがあります。車検を受けるためにはしっかり整備をしましたという記録を出す必要があるのです。整備記録が車に問題がなかったということを証明します。また、予備車検は受けておいた方がいいでしょう。予備車検を受けておけば、車検場で落ちることがほとんどないからです。車検で落ちてしまうとまた受けに行かなければなりません。そのためには別途費用が掛かります。その手間を考えると予備車検は必須です。
バイクの車検 必要な書類・費用
車検というと、自動車をイメージする方が多いかもしれませんが、排気量が250ccを超えるバイクには車検が義務付けられています。新車のバイクを購入した場合は3年間ですが、それ以降もしくは中古で購入したバイクは2年に1度車検を受けなければいけません。
車検に必要な書類は、バイク販売店や整備工場・車検チェーン店などの店舗に依頼をする場合と、ご自分でユーザー車検を受ける場合とでは必要書類が異なります。バイク初心者でも簡単で安心な店舗で車検を行う場合は、以下の4点の書類が必要です。
まずは、自動車検査証(車検証)です。車体のナンバーや基本事項が記載された書類で、常に備え付けておく義務があります。バイクのシート下収納スペースに保管されている事が多いので確認しましょう。万が一紛失した場合は、車両ナンバーを発行した陸運局で再発行が可能です。
次に、自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証明書)です。継続車検の場合に必要になり、更新は車検当日でも可能です。万が一紛失した場合は、契約した保険代理店へ連絡しましょう。
そして、自動車税納税証明書です。毎年4月~5月に送られて来るもので、必ず領収印が押されているものを用意しましょう。万が一紛失した場合は、最寄りの市・区役所で再発行が可能です。
最後に、印鑑です。認印でも可能です。
車検の費用は依頼するバイク店などによって異なりますが、保険代や整備代などトータルで4〜5万円が相場となっています。
きちんと車検をして、安全にバイクライフを楽しみましょう。