バイクツーリングの楽しさ
バイクでツーリングに行く場合には、事前に計画を立てる場合と立てない場合があります。最初から目的地を決めて走り出すのも楽しいですが、何の計画も立てずに気の向くまま走るのもバイクの楽しさです。特に4月あたりの気温が暖かくなって緑が増えてきた時期に、田園地帯などを走ると緑色の風になったような爽やかな気持ちになれます。風や光と一体になった感覚を味わうことができるのがバイクの大きな魅力です。1年を通して季節の変化を感じ取ることができます。事前に計画を立ててツーリングに出かける場合はトイレや休憩地点、ガソリンスタンドなどを予め見つけておくとスムーズです。計画を立てずに走り出した場合でも、国道や県道など広い道に出ればコンビニエンスストアやガソリンスタンドがあります。
遠方へとツーリングに出かける場合には、カッパなどの雨具を用意しておくと便利です。昔はスマートフォンがなかったので、地図や方位磁石なども携帯しましたが、最近はインターネットで地図を見ることができるようになりました。ただしスマートフォンの電波が届かない場所もあります。なるべく地図を携帯する方が良いでしょう。また遠くへ出かける場合には、小型の空気入れも携帯しておくと万が一パンクした場合に安心です。空気入れを携帯しない場合でも、ガソリンスタンドへ行けば応急的に空気を入れてもらうことができます。バイクは機動力のある乗り物です。心のままに望む場所へと連れて行ってくれます。風と光を感じながら自由に走ることができる点にバイクの魅力があります。
ツーリングでバイク仲間との交流を深める
気の合った仲間とのツーリングは楽しいものです。一緒に良い風景に出会ったり、おいしいものを食べたりすれば、楽しさも倍増します。ただ、10台以上のバイクでのツーリングはあまり好ましくありません。遅れたバイクが追いつこうとしてスピートを上げるのは危険ですし、駐車場所を確保するのも大変です。バイク仲間との交流を深めるツーリングは、最後尾から先頭が見渡せる程度、つまり4~5台が良いとされています。
ショップが主催するツーリングでは10台以上ものバイクが集まることがありますが、それは、いくつかのグループに分けてリーダーを設けたり、事前に駐車場所を決めておくなど、組織だった計画を立てているからスムーズにいくのです
。一緒に走るバイクの違いについては、250ccと1000ccでもロードバイクであれば問題ありません。しかし、高速道路を走行する場合はオフロード車はペースがあまりにも違うので、避けたほうが良いでしょう。また、上級者と初心者が一緒に走る場合は、上級者が前を走り、バックミラーで初心者を確認しながらペースを作りましょう。それは、かなり難易度の高い走行方法ですが、安全を最優先するために上級者が果たさなければいけない役割なのです。
田舎の整備された農道は、とても走りやすいですが、排気音を響かせハングオフで抜けていくのは地元の人にとって迷惑なので、走行音についても上級者が初心者にレクチャーしていきましょう。